境内案内

御本社

御本社イラスト地図

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1 本殿・拝殿・幣殿

現在の御社殿は昭和6年に造営され、翌7年に御遷座が執り行われました。令和7年3月には「本殿」「拝殿及び幣殿」そして拝殿から本殿を囲む「透塀」が、それぞれ国登録有形文化財(建造物)に登録されました。

※透塀…中ほどを連子・透かし彫りなどにして、内部が透けて見える塀のこと

2 五社明神社(ごしゃみょうじんしゃ)

御五柱の神々を合わせてお祀り申し上げているところから「五社明神社」の社名をいただいております。商売繁盛はもとより、大漁成就、五穀豊穣、産業隆盛など様々なご商売を営まれている方々から篤い信仰を集めております。

御祭神
恵比須大神、大国主大神、住吉大神、稲荷大神、八幡大神
例祭
5月2日

3 神武社(じんむしゃ)

神武天皇が蹴り上げた「石」を御霊代としてお祀りしております。この石は御東征のみぎり、高天原の神々に武運を祈り蹴り上げたと伝わるものです。日本一運勢の強い開運の神であり延命長寿の神として信仰されております。

御祭神
神倭磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)(神武天皇)
例祭
4月3日

4 穂積神霊社(ほづみしんれいしゃ)

御本社北側にあった穂積堂は、明治初期に当神社社家第104代当主の木積一路翁が郷学校(現石切小学校の前身)を開き、子弟教育に尽力されたところでした。この穂積堂は昭和45年に焼失してしまいますが、後に穂積堂に祀られていた御神霊を再びお祀りしたのがこのお社です。病魔災難除け、学問向上の神様として篤い信仰を集めております。

5 一願成霊尊(いちがんじょうれいそん)

一生に一度だけの願いごとを叶えてくださるといわれている神様をお祀りしております。

6 穂積地蔵尊(ほづみじぞうそん)

室町時代に兵火にかかるまで、石切劔箭神社の神宮寺として栄えていた天台宗の法通寺。その法通寺で多くの信仰を集めた地蔵尊四体をここに安置いたしました。さらに、法通寺跡地にあった穂積堂に祀られていた霊神像三体を合わせてお祀りし「穂積地蔵七神」と呼ばれております。
毎月、7日、 17日、 27日には「穂積地蔵尊御縁日」として公開しております。

祭典
8月24日 穂積地蔵祭

7 乾明神社(いぬいみょうじんしゃ)

江戸時代中頃、この地の信望厚い庄屋で飢饉と重税にあえぐ人々の代表となり直訴したかどで極刑に処せられた方が、後に代官小堀家により應𢶜乾幸護大明神として祀られました。生前、学問に優れ数々の難問を解決されたために、祀られて後もその徳を慕い、御礼参りの方が絶えることはなかったようです。
天明7年12月に時の神祇伯資延王に勧請が認められ、この地にお祀りされることとなりました。明治以降、学問の神として多くの崇敬を集めております。

御祭神
應𢶜乾幸護(おうよういぬいさぢもり)大明神
例祭
10月2日

8 水神社(すいじんしゃ)

水を司る二柱の神をお祀りしております。天之水分神は、「みくまり」が「みこもり(御子守)」に通じることから安産、子育ての神としても信仰されるようになりました。
現在においても、人が健康に過ごすために欠かすことのできない水や、水の恵みへの感謝と信仰は変わることなく、多くの崇敬を集めております。

御祭神
罔象女神(みつはのめのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)
例祭
7月2日

9 絵馬殿

かつては、御神木の西側、現在の祓所付近に「絵馬堂」がありましたが、昭和29年に残念ながら焼失、その後昭和35年に新たにこの絵馬殿が造営されました。令和7年3月には、御本殿などと共に国登録有形文化財(建造物)に登録されました。

10 穂積殿(宝物館)

昭和60年に竣工した穂積殿。1階には石切劔箭神社の神宮寺として栄えていた法通寺の基壇の遺構が保存されています。また、数々の御神宝を納める宝物館もあり、毎年春季大祭と秋季大祭にあわせて一般公開が行われます。

11 菱水会館

昭和12年、第105代社掌木積一雄は当時大阪府下でも非常に珍しい鉄筋コンクリート造りの新校舎を大戸尋常小学校(現在の石切小学校)に寄贈しました。この時に払い下げを受けた旧木造校舎は曳家で境内に移築し、長らく石切寮と称しておりました。
平成30年には、年月を経て老朽化の著しいこの旧小学校校舎を今後とも永続的に保存してゆくために大規模な修繕工事を行いました。それにあわせ石切小学校へとつながる郷学校の初代教頭に就任するなど、地域の教育に尽力した当神社社家第104代当主、木積一路の号である「菱水」を冠した現在の名称へと改称しました。

12 神馬像

この像の神馬は「イシキリツルギヤ号」という牝馬で、元競走馬です。この馬のオーナーは当社の熱心な崇敬者であり、引退後は当社の神馬として奉納されることとなっておりました。言葉通り引退後、当社の神馬となり大祭など立派に神馬としての役目を果たし、歴代の神馬の中でも特に崇敬者の皆様から愛されました。

13 神霊池

かつては、生きた亀の甲羅に願いごとを記して当神社の池に放つと願いが成就するという信仰があり、その数は千匹にも及んだと伝えられています。現在は陶器でできた「祈亀」の腹中に願いを記した紙を納め、この神霊池へとお放ちいただいております。

上之社

上之社

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1 上之社

石切劔箭神社は、神武紀元2年、現在の生駒山山頂に程近い宮山に饒速日尊を奉斎したことをもって創祀といたします。その後、崇神天皇の御代には可美真手命を奉斎するため下之社(現御本社)が創建され、長らく饒速日尊を祀る宮山、可美真手命を祀る下之社(合わせて石切劔箭命神社二座)として祭祀が継承されました。慶安3年(1650)、宮山の御神座は光堂山(現在の上之社鎮座地)に御遷座が行われ、下之社に対し、上之社と称されるようになります。
しかしながら時代は下って明治40年、政府の神社合祀政策によって上之社は下之社に合祀されることとなります。その後上之社跡地として石碑のみを有する形となりましたが、崇敬される参拝者は後を絶たず、多くの方々の御懇志により昭和47年に再興され現在に至ります。現上之社の御本殿は、元は下之社本殿として造営された室町時代の建築によるもので、昭和7年に現御本社本殿造営を機に解体保存されていたものです。

御祭神
饒速日尊荒御魂、可美真手命荒御魂

2 婦道神社(ふどうじんじゃ)

弟橘姫命は日本武尊の御妃であり、父は穂積氏の祖である忍山宿禰です。そして御炊屋媛は饒速日尊の御妃で可美真手命の御母です。また古代の河内大和一帯を治めていた登美一族の長である長髄彦の妹君でもあります。
女性にとってのそれぞれのより相応しい生き方つまり婦道の道、婦道へと導いてくださる神としてお祀り申し上げております。

御祭神
弟橘姫命(おとたちばなひめ)(弟橘比賣命)
御炊屋媛(みかしきやひめ)(登美夜毘売 とみやひめ)
例祭
10月7日

3 八代龍王社(はちだいりゅうおうしゃ)

創建の御由緒として詳しいものは伝わっておりませんが、稲作が中心であった時代に古代からの水を司る蛇への信仰と中国から伝わった龍が結びつき龍神信仰として盛んになったために建立されたと推察されます。
興味深いことに八大龍王を祀る神社や寺においては役行者と弘法大師がその御由緒に登場します。そしてこの上之社の近くには千手寺や爪切地蔵尊など役行者や弘法大師に縁のある寺仏が存在することから、上之社が宮山から現在の地に遷宮される以前から役行者や弘法大師によってこの地を守る神として祀られたと考えられます。

御祭神
八代龍王神
例祭
6月2日

4 御礼池

願いを記した祈亀を放つ御本社の神霊池と対となる御礼池。この御礼池には日々の感謝や祈願が成就した感謝の証として、多くの方々より御礼亀をお納めいただいております。

ご参拝の皆様へのお願い

境内は厳粛かつ神聖な祈りの場でございます。
御神前への不敬、また他の参拝者への迷惑行為は固く禁じております。
神域の護持のため、また、皆様が心地よくお参りができますようご理解とご協力をお願い申し上げます。

禁止事項

  • 許可なく境内で営業・取材・勧誘・ビラ撒き・アンケート等を行うこと
  • 所定の場所以外に車両を駐停車すること
  • 自転車等の乗り入れ
  • 所定の場所以外での喫煙
  • 動物への餌やり
  • 火気の使用
  • ペットを連れての参拝(盲導犬・聴導犬等を除く)
    ※やむを得ない場合は抱きかかえてくださいますようお願いいたします
  • その他公序良俗に反する行為

境内での撮影について

ご参拝の記念、個人で楽しむ風景撮影には許可申請は必要ございませんが、
書籍・雑誌・テレビ等への掲載など商用、営利目的の撮影は事前に届け出が必要となります。
また、当神社では境内での以下の行為を固くお断りしております。

禁止事項

  • 拝殿内、神楽殿内及び当神社が指定する撮影禁止区域内での撮影
  • 神職や巫女、神社職員、他の参拝者の無断撮影
  • 長時間にわたり場所を占有する撮影や脚立等の大きな機材の使用
  • 他の参拝者の通行が妨げられる恐れのある撮影
  • ドローンによる撮影
  • カメラマンの殿内への同行
  • その他、信仰の場として相応しくないと思われる撮影および行為

公式音声ガイドアプリ

「いしきりさん」の由緒や祭典、境内の建物、御神宝にいたるまで日本語音声にてご案内いたします。
ナビゲーターは高橋英則さん。

※音声ガイドをお聞きになる際には、他の参拝者のご迷惑にならないようイヤホンをご利用ください。

石切劔箭神社公式音声ガイドアプリ

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